「乳歯」の歯並びは親の遺伝で決まるの?
子供ができて日々子育てに奮闘中のお父さん、お母さんは日々成長する子供の姿をみると嬉しい限りでしょう。パパに似てきたね!これはママの遺伝だね!なんていわれることもありますよね。では、歯並びについては遺伝するのかどうかご存知でしょうか?また、歯並びを良くする方法があれば事前に勉強しておくと今後に役たてることが出来るかもしれませんよ。
歯並びはどうやって決まる?
歯は顎の中で成長し、だんだん生えてきます。すでにお母さんのお腹の中にいるときから歯が赤ちゃんの顎の中にはいます。生まれたときから歯の成長も始まり、歯が大きくなると乳歯として生えてきます。乳歯の下には永久歯が成長していて時期がくると永久歯が生えてくる、というのが歯の生えてくるメカニズムです。
歯並びはこの乳歯と永久歯が順調に行われるか否かで関係してきます。歯は乳歯も永久歯もですが隣の歯同士で支え合いながら生えています。1本歯が抜けてしまうと抜けてしまった側へ歯は傾斜をしてきます。もし抜けてしまった歯が乳歯であれば、その下から永久歯が生えてくるのですが周囲の歯が傾斜していると歯が生えるスペースが不足してしまいます。
その結果として、歯が頬側や舌側へ逃げるように生えるので歯並びが悪くなってしまうのです。
歯並びを良くする方法
最近の子供達は食べ物が柔らかくなっている関係か、食事の時にあまりよく噛まなくなってきているようです。よく噛むと顎が成長していきます。しかしあまり噛まなくなっていることから、最近の子供達は顎が小さくなっている傾向が強く、顎に十分な大きさがないため、結果として歯が生えるスペースがなくなるということにもなります。なので、よく噛むようにお子さんへ指導してあげてください。また歯が抜けていることを放置していると前述のことが起きてしまいます。もし歯が抜けてしまったら、日暮里駅前デンタルクリニックへ相談し指示と治療方法を仰ぐようにしましょう。定期的に日暮里駅前デンタルクリニックへ通っていると先生が「そろそろ抜けるよ!」と言ってくれるかもしれません。
歯並びに遺伝は関係する?
歯並びに親御さんの遺伝子は関係しているのでしょうか。親から歯並びが遺伝するということはありません。しかし、顎の形は遺伝します。有名なのはしゃくれと呼ばれる顎の形です。歯科用語では下顎前突と言いますが、下顎が上顎よりも前に出ている人は遺伝的に下顎が前に出ている傾向があります。オーストリア王家のハプルブルク家が下顎前突を症状として呈していたとされています。