赤ちゃんの歯はいつ生える?生え始めの兆候は?
生まれたばかりの赤ちゃんには、歯が生えていません。最初は、噛む力の必要ないミルクや柔らかい離乳食などを食べて育ちますね。そこからだんだんと小さな歯が生え始め大人と同じように硬いものもよく噛んで食べられるようになるまでに成長して行きます。
では、赤ちゃんの歯は、いつ頃から生えてくるのでしょうか。また、虫歯などにならないようにするにはどのようなケアが必要なのでしょうか。日暮里駅前デンタルクリニックと一緒に見ていきましょう。
赤ちゃんの歯が生える時期について
赤ちゃんの歯は生まれた時にはまだ生えていませんが、実は生えてくる前の状態でも乳歯が歯肉の中で成長を続けているのです。だんだんと成長を続けた歯は、通常は前歯から生え始め早くて生後3ヶ月~9ヶ月くらいで1本目の歯が生えてきます。順番としては、下の前歯、上の前歯、その後順次上下の歯が4本ずつ程度生えそろい、奥歯、犬歯へと成長が続いていきます。
生まれた時から歯が生えている子も
基本的には赤ちゃんにはまだ歯が生えていない子が多いのですが、中では稀に生まれてくる際に既に歯が生えている赤ちゃんもいるのです。また、生後1ヶ月以内に1本目の歯が生えてくる赤ちゃんもおり、このように成長がとても早い歯のことを先天性歯と言います。これ自体については、特に生えていても問題がないため歯医者さんへ行っても経過観察となることが多いです。しかし、授乳の際に乳首を傷つけてしまったり、赤ちゃん自身の舌が歯に当たることで出来物ができてしまったりすることもあります。そのような問題が発生した際には、歯医者さんへ相談をして抜くことなどもできます。
赤ちゃんの歯のケア方法について
赤ちゃんの歯は、まだ小さいからと言ってケアを怠ってはいけません。適切なケア方法で健やかな成長を促しましょう。乳歯だからといってケアを怠ってしまい虫歯になってしまうと大変です。まず、生後5ヶ月ごろまでは、ほとんどの赤ちゃんがまだミルクを飲んでいると思います。「食べる」ということをしていないのですがきちんとガーゼや滅菌シートで優しくふき取るようにケアしてあげましょう。生後10ヶ月頃からは、離乳食を食べ始める子も増えていきます。そのようになったら、赤ちゃん用の歯ブラシで優しく磨いてあげてください。乳歯が生えそろう2歳ぐらいからは、子供用の歯ブラシに変更します。このころから、自分で磨きたいという子供も増えてきますが、磨き残しを無くすためにも必ず仕上げは親が見てあげるようにしてあげると良いでしょう。