COLUMN歯科コラム

歯を失う原因って何?

できれば歯は失いたくないですよね。ですが、多くの人がなんらかの形で歯を失ってしまいます。歯磨きをしっかりとやっているのに、なぜどんどん歯がダメになってしまうのだろう?と、不思議に思う人もいるかもしれません。

歯を失う原因というのは大体決まっています。そこで今回は、できるだけ歯を失わないために、歯を失う原因を知っていただき、その対策についてご紹介していきます。

歯を失う主な原因

歯を失う主な原因は、次のようなものです。

虫歯の再発

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大人の人が虫歯で歯を失う場合、その多くが、過去に治療をした歯の虫歯の再発です。特に、神経をとった歯の場合、歯が感覚を失っていますので、虫歯ができても痛みを感じることがありません。

そのため、気づかないうちにどんどん虫歯が深部へ進行してしまい、気がついた時には歯が残せない状態になっている、ということも少なくありません。

歯周病

歯周病は、歯を失う最も大きな原因です。歯周病のほとんどは慢性的で、大体30代くらいから発症し、多くの場合、あまり強い症状を出さないまま10年単位で徐々に進行し、痛みなどの症状が出る頃にはすでに手遅れ、ということもあります。

歯根破折

歯を失う第3位の原因として、歯根が割れる「歯根破折」が挙げられます。歯は強い力がかかっても、通常であれば簡単に割れることはありませんが、神経を取り除いた歯の場合、歯に栄養がいかなくなっているため脆くなっており、強い力がかかると割れてしまうことがあります。

また、神経のある歯の場合でも、歯ぎしりや食いしばりが強い人は、奥歯に非常に強い力が持続的にかかり続けることによって歯根まで割れてしまうこともあります。

根尖病巣(歯根の先端の膿だまり)

神経の入っていない歯や、神経が死んでしまった歯の歯根の先端には、膿だまりができることがあります。それは、歯根の内部で細菌が繁殖してしまうことで起こります。
このような状態になっても、根管治療を行うことで治療が可能ですが、場合によっては治らないこともあり、そのような場合には抜歯をするしかなくなります。

歯を失わないようにするための対策

歯に何か問題が起こったら歯医者に行こう、と考えている人もいるかもしれません。
しかし、虫歯や歯周病というのは、軽いうちには症状を出さず、かなり酷くなってから気づくことも少なくありません。また、神経を抜いた歯というのは感覚がなくなっているため、バイ菌が入っても気付きにくく、それが歯を失ってしまうことにつながります。

このようなことを避けるためには、特に症状を感じることがなくても、定期的に歯科で検診を受けることが大事です。そうすることにより、ちょっとした異変も早期に発見でき、早めに対処することで歯を失うことを回避できる可能性が高くなります。

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