COLUMN歯科コラム

スポーツドリンクの飲み方に要注意!虫歯が一気にできることも!?

まだまだ暑さの続く夏、水分補給がかかせませんね。そんな時に水分補給だけでなく、ミネラルバランスも整えてくれるスポーツドリンクは熱中症予防にも効果的です。

汗をたくさんかくと、水分だけでなく体の様々な大事なミネラル成分まで外に出てしまいますので、スポーツドリンクのようなミネラルを豊富に含む飲料は強い味方になってくれますが、実はこのスポーツドリンク、砂糖を多く含んでいることが多いので虫歯のリスクがあることも忘れてはいけません。

スポーツドリンクは糖分が多い

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スポーツドリンクを頻繁に口にすることが多いスポーツマンは、虫歯の多い傾向があることがわかっています。また、小学生までは虫歯ゼロだったのに、中学生になって部活でスポーツを始めてからスポーツドリンクを飲むことが増え、一気に虫歯が増えてしまうケースというのも珍しくありません。

市販されているスポーツドリンクには、実は多くの砂糖が入っています。砂糖は口内細菌の餌となるものですので、それにより細菌が大量に繁殖して歯垢を作り出し、そこに含まれる虫歯菌が出す酸により歯が溶かされていきます。

スポーツドリンクは酸性度も高い

スポーツドリンクは糖分の多さだけでなく、酸性度が高い飲み物であるということにも注意が必要です。歯は体の中で最も硬い部分ではありますが、酸に弱く、長時間さらされると溶けてしまうからです。

歯が溶け始めるpHは、5.4程度と言われていますが、スポーツドリンクは酸性度が強く、pH3.5程度です。そのため、飲み続けていると長時間お口全体が酸性の状態となり、歯全体が溶ける「酸蝕症」になる危険性があります。

スポーツで力を発揮するためには歯を食いしばることが必要ですが、歯が弱くなってしまっては力を十分に発揮することもできません。

スポーツドリンクを飲む際の注意点

スポーツドリンクをとるにしても、飲み方により虫歯や酸蝕症のリスクを下げることは可能ですので、ぜひ次のことを意識してみてください。

ダラダラと飲まない

口の中にスポーツドリンクが長時間停滞していると、それだけ酸性に傾く時間が長くなり、唾液の中和作用も間に合わず歯が溶けるリスクが高まりますので、飲むときにはちびちび、ダラダラと飲まず、できるだけ一気に飲む方がよいでしょう。

ストローで飲む

ストローで飲むと、歯にスポーツドリンクをなるべく晒さず、喉のほうに直接送り込むことができます。

水や麦茶も飲む

スポーツをする時にはスポーツドリンクがベストと思い込んでいる人もいるかもしれませんが、大量に汗をかくことがない場合などには水や麦茶を飲むようにし、スポーツドリンクばかりにならないようにしましょう。

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